分散システムとポエム

Monthly Selection: Oct 2024

また読みたいと思う記事やリンクをまとめる.気分が向いたら続けてみようと思う.XやBlueskyだと後から探しにくい問題があるのでブログを使ってみる.

Googleの10倍スケール

Google Cloudの営業の方と話していたときにこの話を聞いた.面白いのと同時にMoonshotというか,大きな野望を考えるときにはこの考え方がよいと思った.

ジョナサン:これはラリーの「10倍を考える」理論の良い例ですね。従来の企業はあまりやらないことです。普通は物事を漸次的に考えます。ラリーは10倍良いものを考えるように促しています。

失敗しても大丈夫です。そのプロセスから何かを学ぶことが大事なのです。アストロ・テラーは「1リットルで30km走る車を作るのはひとつのプロジェクトだが、1リットルで200km走る車を作るのは別の話で、失敗しても何か得るものはある」と言っています。

出典: 「10倍のスケールで考える」 Googleが革新的なプロダクトを生み出すために心がけていること – ログミーBiz (Oct 14, 2024 accessed)

ルールを1つ加えるときに3つ除く

Alibabaの創業者のJack Ma氏が過去にスピーチした内容で参考になった.ルールを加えていくほど複雑でわかりにくくなるため,ルールを増やすときに減らせないかを考えていく姿勢に納得できた.

Later, I came up with a solution called “plus one, minus three”: if you want to add a rule, you must subtract the previous three rules. This way, our document got shorter and shorter. If you don’t reduce the number of rules, then your rules and regulations will get thicker and thicker, which forces everyone to break a rule, to make a mistake, and we all get confused.

出典: Jack Ma’s Bund Finance Summit Speech (Oct 14, 2024 accessed)

インフラ基盤部門の必要性

この記事ではPlatform Engineeringが注目されているが本当に必要かを議論している。なかなか的確なな批判だと思った。インフラ部門が成果をどうアピールしていくべきか考えさせられた。

しかし、蓋を開けてみると、インフラ基盤部門の達人たちは実際にはOSSを組み立てる職人に過ぎないことが分かります。彼らの主な仕事は、GitHubでなんらかのOSSを見つけ、いくつかのベンチマークテストを行い、技術選定したものを自分たちのデータセンターに展開することです。このプロセスでは、堅実な人は直接コミュニティ版のパラメータを少し調整したら、そのままデプロイしてしまいました。賢い人はそれを魔改造して他人が引き継げないようにしています。さらに賢い人は、選定したOSSを模造し、他人が引き継ぎたがらないようにしています。私はこれらの人をそれぞれ「パラメータチューニング職人」、「魔改造職人」、「模造職人」と呼びます。

出典: 翻訳記事 -「インフラ基盤部門は本当に必要か」に関する議論 (Oct. 14, 2024)

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