また読みたいと思う記事やリンクをまとめる.気分が向いたら続けてみようと思う.XやBlueskyだと後から探しにくい問題があるのでブログを使ってみる.
Googleの10倍スケール
Google Cloudの営業の方と話していたときにこの話を聞いた.面白いのと同時にMoonshotというか,大きな野望を考えるときにはこの考え方がよいと思った.
ジョナサン:これはラリーの「10倍を考える」理論の良い例ですね。従来の企業はあまりやらないことです。普通は物事を漸次的に考えます。ラリーは10倍良いものを考えるように促しています。
失敗しても大丈夫です。そのプロセスから何かを学ぶことが大事なのです。アストロ・テラーは「1リットルで30km走る車を作るのはひとつのプロジェクトだが、1リットルで200km走る車を作るのは別の話で、失敗しても何か得るものはある」と言っています。
出典: 「10倍のスケールで考える」 Googleが革新的なプロダクトを生み出すために心がけていること – ログミーBiz (Oct 14, 2024 accessed)
ルールを1つ加えるときに3つ除く
Alibabaの創業者のJack Ma氏が過去にスピーチした内容で参考になった.ルールを加えていくほど複雑でわかりにくくなるため,ルールを増やすときに減らせないかを考えていく姿勢に納得できた.
Later, I came up with a solution called “plus one, minus three”: if you want to add a rule, you must subtract the previous three rules. This way, our document got shorter and shorter. If you don’t reduce the number of rules, then your rules and regulations will get thicker and thicker, which forces everyone to break a rule, to make a mistake, and we all get confused.
出典: Jack Ma’s Bund Finance Summit Speech (Oct 14, 2024 accessed)
インフラ基盤部門の必要性
この記事ではPlatform Engineeringが注目されているが本当に必要かを議論している。なかなか的確なな批判だと思った。インフラ部門が成果をどうアピールしていくべきか考えさせられた。
しかし、蓋を開けてみると、インフラ基盤部門の達人たちは実際にはOSSを組み立てる職人に過ぎないことが分かります。彼らの主な仕事は、GitHubでなんらかのOSSを見つけ、いくつかのベンチマークテストを行い、技術選定したものを自分たちのデータセンターに展開することです。このプロセスでは、堅実な人は直接コミュニティ版のパラメータを少し調整したら、そのままデプロイしてしまいました。賢い人はそれを魔改造して他人が引き継げないようにしています。さらに賢い人は、選定したOSSを模造し、他人が引き継ぎたがらないようにしています。私はこれらの人をそれぞれ「パラメータチューニング職人」、「魔改造職人」、「模造職人」と呼びます。
出典: 翻訳記事 -「インフラ基盤部門は本当に必要か」に関する議論 (Oct. 14, 2024)
システム構成図の矢印の書き方
以下の記事の説明で図を書くときに注意すべき点が明確になった.特にPull型のようなデータ処理フローだと,制御フローとデータフローが一致せず,矢印の向きだけでの判別しにくい.制御フローとデータフローを明確に区別して表現すること,データフローを特に重視して書くほうがよいことをこの記事では紹介しており参考になった.
ポイント3. データの流れと制御の流れで線を書き分ける
データと処理をかき分けた後は、それらを線でつないでいくのですが、その際にポイントはデータの流れと制御の流れを異なる線で書き分けることです。システムの動きを理解する上ではデータの流れを追うことが重要ですので、データの流れを明示的に書くことにより、構成図を見た人はデータがどのように流れているかひと目で分かるようになります。一方で制御の流れはそこまで重要でない事がおおいため、控えめに書きます。
出典: わかりやすいシステム構成図の書き方 #System – Qiita (Oct 19, 2024)
Jack Maの発言
以下のツイートを見た.
オリジナルの動画は以下に公開されている.特に「人生はチョコレートの箱のように,開けてみるまで分からない」という発言が印象深かった.挑戦して結果を見てみるまで成功か失敗かを誰も分からないことを改めて感じた.
以下のツイートの動画で起業家に対して「今日はものすごくしんどい.明日はもっとしんどい.明後日はとても素晴らしい.大半の人は明日の夕方で死んでしまう.」と発言しているのが印象的だった.諦めずに成功するまで続けることの大切さを学んだ.
博士課程進学の利点と欠点
Preferred Networksの秋葉拓哉さんが情報処理学会の会誌に寄稿された内容に共感する部分があった.論文を理解する能力と論文を書き上げて投稿する能力は本当に別物で,いかに難しいことなのかを改めて理解できた.創造的な仕事の価値と難しさを改めて理解した.
博士課程進学の大きなメリットとして,最先端の科学技術に対する適切な接し方を身につけることができたと感じます.論文を読み理解することができるレベルと,国際的な水準の論文を書くことができるレベルには,雲泥の差があります。博士課程では、査読付き論文を積み重ね,その分野のコミュニティの一員となることでしょう.その過程では,科学技術がどうやってここまで成長してきたかといったことや,最先端の科学技術というのはどういった状況にあるものなのかを実感できます.
博士課程進学のメリット・デメリット 人間万事塞翁が馬 情報処理学会誌「情報処理」 2017年5月号特集 (Oct 20, 2024 accessed)
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